設計書のレビュー規格

JIS規格

ニュースでありましたが、設計書のレビューや品質を定めた「JIS X 20246」なるものが制定されたようですね。ソフトウェアの設計書がこれの対象になります。

設計書の種類

ソフトウェアの設計書には色々あります。名称は色々ありますがおよそ共通した名称を列挙します。

種類 内容
機能設計書 ソフトウェアの機能を設計した書類。機能ブロックやモジュール間のインターフェースを定義します。
詳細設計書 機能設計書の書く機能をプログラムに近いレベルで記述します。内部でどのような処理が行われるのか。関数の一覧等も列挙することがあります。プログラムとの主な違いは日本語で説明している点です。

他にもレビュー対象のドキュメントはたくさんあります。

種類 内容
要求仕様書 どのようなシステムを作り上げるのかを定義します。システムに要求される事項を整理した仕様書になります。
試験項目表 試験が網羅されているか。試験の観点は十分かをレビューします。
レビュー計画書 レビュー計画をレビューする!!

さいごに

規格化されても設計書の品質が上がるかはわかりません。所詮は執筆する人の力量や状況で左右されるからです。 そのためにレビューをするわけですが、レビューでは記載レベルの訂正は難しいでしょう。「こんなことが書いていない」「これが曖昧だ」それがわかるような有識者を、会社はそれほど多くは確保できないので、結局はプロジェクトの担当任せになるような気がしています。