15年前の痔が再発
2022年5月に、15年ほど治まっていた痔(いわゆるいぼ痔)が再発して今に至ります。 その奮闘記を書きます。
ある日突然激痛
いぼ痔があることは知っていました。15年前は医者に軟膏を処方いただき、それで数日後に改善しました。 それからほぼ気にならなく現在に至っていたのですが、2022年5月に珍しく便秘になりまして、いきんでしまったんですね。 あ、いきみ過ぎか!と思っていましたが特に変化が無いようだったので気にしませんでした。 ところが翌日、尻が痛い。激痛です。
指で肛門を触ってみた結果、1cm程度が2箇所出ているのが判明。私の場合、内痔核(肛門の奥にできるイボ)だとはしっていたので、これは肥大化してついに外に出てきたのだとわかりました。
そして、本来、内痔核は痛みは少なく排便時に血がでる(他の病気も隠れているので皆さんは必ず医師と相談してくださいね)のが症状なのですが、ソレに加えて外部にでてきてひどい痛み(立つのがキツイぐらいの痛みです)なので、これはいわゆる最終型の内痔核だとわかりました。
最終型(第4型と言うそうです)の場合、手術が原則となります。
それから毎日排便時に激痛、そして排便後1時間後から徐々に痛みが増していき、5時間は波のある激痛が続く。こんなことが毎日でした。
手術しか無いのか・・・。
いやだ!独身で両親は遠い田舎だし、来てもらうなんて・・・。と思い、色々ネットを調べてみました。
総合するとこんなカンジ。 手術について
- 4型であることは間違いなさそう。内痔核、外に飛び出している、押しても中に入らない、激痛。
- 4型の場合は手術が基本。稀に生活改善で治ったという人も居るが、稀な感じ。
- 手術は大きく分けて2つ。切り落とす方法とジオン注射方式。
- ジオン注射は失敗する可能性も無いわけではなくて、その場合は括約筋などに影響を与えることもごく稀にある。
- 切除は見ながらの切除なので失敗は少ないが、日帰りというのが負担が大きいし、4日〜2周間は入院となる。
- ジオン注射も、日帰りコースはある。が、基本的な術後ケアは切除と変わらないらしい。
- つまり、10日は痛みがあり、ガーゼ交換も必要ということ。
- カテーテル手術もあるが日本ではまだ主流ではない。
自宅治療について
- 軟膏を塗る。(日常化できず。1ヶ月を目処に中止しなさい、とある。ステロイドとか麻酔剤が入っているため)
- 飲み薬。
- 漢方。
自宅治療の状況
- いわゆるCMで有名なボラギノー○注入軟膏を購入し、朝と夕方に注入。 改善の兆しなし。その時は痛みが緩和するが、すぐに痛みが増す。
これを1ヶ月繰り返し。そろそろやばい。手術か・・・。
- 次に舌下錠(ヘモリ○ド)を試す 改善の兆しは無いが、こころなしか痛みのピークが低い(痛いけど前より痛くないところで高止まり)気がする。 イボは中に戻らず。小さくもなっていない。
これも1ヶ月は繰り返したが改善には至っていない。
この時点でもう手術に傾いていました。
- ホッカイロで肛門付近を温める イボ痔の場合、血流不良で発生しているそうなので温めると痛みが緩和することがあるそうです。(痔瘻はダメ) 季節外れのホッカイロを購入し、お尻の肛門寄りを温めました。温めている間は激痛が和らぎました。 が、治る気配は無し。 (低温やけどをしないよう注意していました)
最後に漢方を試すか!
調べていて、漢方薬「乙字湯」というものを目にしました。 漢方なんてあまり信じていない。体質改善ぐらいで西洋医療の薬の方が直接的治療薬だろう、とおもっていました。
まあ、1ヶ月試してもいいか(それまで毎日いたいが我慢するか)と試しはじめました。 *1
今日でちょうど1周間。
食事にサラダ等食物繊維を多く摂取し、毎日それなりに柔らかい便となるよう努力しました。 とともに、漢方薬も摂取。
その結果、あれ。なんとなく排便時の痛みが減った。最初の4〜5日は全く変化がなかったのですが、 7日目には排便の痛みが少なく、また、その後に襲ってくる激痛もピークが弱くなったような・・・。
確かに、ネットにも10日は試して下さい、とあったのでひょっとしたら小さくなっているのかもしれません。 軟膏も舌下錠も効かなかったのに、ここにきて漢方がいい感じに効いてきました。びっくりです。
- 個人差があります。みなさんが同じ改善効果があるとは言えませんので自己責任でお願いします。
- 必ず医師の診断はしてもらって下さい。別の病気が潜んでいたらまずいので。
- 私は営業や案件でこのブログを書いているわけではありません。
さて、もう少し様子を見てみます。このまま4型が3型、や2型に移行してほしいものです。 これまで本当に痛みがひどかった。寝ても座っても激痛。悲鳴にならない悲鳴がたまに出ていましたが。やっと日常生活が遅れそうなまでになってきました。
もう少し乙字湯を続けてみます。
2022/7/30追記
今日、排便時に痛みがなかった。2ヶ月ぶりぐらいに楽に排便ができました。 ちょっと汚い話ですが、便は練りわさびのような柔らかさです。下痢というほどではない感じです。 乙字湯を使うようになってから硬い便はほぼなく柔らかめの便でしたが、 それが功を奏したのか今日は苦労もなく排便ができました。
いつもなら排便後数時間は強い痛みがあるのですが今日はほぼありません。 こんなに楽な一日を過ごせたのは2ヶ月ぶりです。乙字湯のおかげだと思わざるを得ませんね。
まだ完治というわけではないですが、この調子で便秘や下痢をしないよう食事や体調には気をつけて過ごしたいと思います。
2022/8/23追記
あれから、排便時の痛みと排便後の長時間に渡る激痛が無くなりました。すごい!! 小さなイボはあり、座ったときの違和感は残っていますが他の激痛はなくなりました。 個人差があるので、全員が全員同じ改善があるわけではないと思いますが、私はなんとほぼ日常を取り戻しました。
今でも乙字湯は飲んでいます。完全に治したいな。
*1:試す人は注意書きを読んで下さい。持病によっては注意が必要なケースがあるようです。