カセットテープ・ミニディスク・DATテープを懐かしむ

30〜40年前

1980年初頭は、音楽を聴くとしたらFMラジオで聴くぐらいでした。 FMラジオで好きな曲が流れたらそれをカセットに録音して聴いていました。

ラジオなので音質は現代と比べて雲泥の差でしたし、カセットも劣化するのでひどい音でしたが、当時はそれほど苦になりませんでした。

1980年代後半にもなるとCDが全盛期でした。CDなので音質は素晴らしい。 カセットにダビングして聴いていました。ラジオからの録音よりも遥かに音質が良かった。

25年前

この頃になるとMDが出てきました。カセットテープを使っている人は減少しました。 大学ゼミ時代はMDウォークマンを持って聴きながら研究資料をまとめていましたね。

20年前〜現在

MDの代わりにICチップを積んだ音楽プレイヤーが流行りだしました。 SONYはスティックサイズのウォークマンAppleiPodが出てきて一気にMDが廃れました。 一気に音質が上がりましたね。

現在の私の感想

私は現在はSONYのNW-A100シリーズで音楽を聴いています。とてもいい音です。

しかし、ふと思います。

カセットテープやMDも捨てがたいな、と。 ICチップを積んだウォークマンiPodも良いのですが、「曲を持ち歩いている」感じが薄れてしまいました。

一方、カセットやMDはものを持っていないと音楽を聞けないし、複数のアーティストの曲を聞きたいなら 数本は持っていないと音楽が聞けないし、切り替えるのにテープやMDを入れかえないといけないのですが。

しかし、一種、コレクションのような収集欲がみたされるというか。懐古主義というか。あの入れ替え作業の一手間が「曲を聴くのだ」という気分になりとても満足するんですよね。

今の人に「テープのインデックスにボールペンで綺麗に曲名を書く」という作業の楽しさはわからないんだろうなぁ。